『第八の塔(The Eighth Tower)』裏表紙てきとう訳



心かき乱す、『モスマンの黙示』の追跡調査


 全ての宗教やオカルト、UFO現象の背後には、ある同一の知性を持った勢力が存在しているのだろうか?
 奇怪な存在の顕現は古代から人類を脅かしてきた。輝く光線、天からの声、”小さき人々”、神々と悪魔、幽霊と怪物、そしてUFO……我々の歴史や伝説の中に深く刻まれたものたち。
ジョン・キールはこれらの現象を調査し、宇宙的な陰謀の中で過去人類が置かれてきた立場と、人類の未来の運命に関する衝撃的な真相を解き明かす。
 我々は宇宙的なゲームの駒にしか過ぎないのだろうか?
 東洋では古来より、七つの塔の伝説が語られてきた。この城塞は人間の眼からは巧みに隠されており、世界を滅ぼそうとする悪魔崇拝者たちの集団が集うという。むろんこれはただのお話にしかすぎない――そしておそらくは、何らかの真実がこの話の背後にあるのだ。
しかし、ここに第八の塔が――善でも悪でもない、無限の力を持つ塔があるとしたら? 
もし我々の運命の全てが、謎めいた目的を持つ宇宙からの力によって支配されているとしたら? 
そしてUFOなどの超自然現象の顕現は単に、我々が演じるべく宿命づけられている宇宙の中での役割を果たすように操作し、導くための道具に過ぎないのではないか? 
とどのつまり、おそらくは、我々は自由な存在などではなく、それどころか、第八の塔によって生み出された奴隷なのだ。

 
 ジョン・A・キール(1930年5月30日〜2009年7月3日)はアメリカ出身のジャーナリストであり、『モスマンの黙示』の著者としてよく知られる著名なUFO研究家である。控えめに言っても彼の最大の業績である『第八の塔』は、『モスマンの黙示』の中の未解決の素材からもたらされた。キールの初の著作である『ジャドー』、そしてキールによる画期的なUFO研究書『トロイの木馬作戦(UFO超地球人説)』もAnomalistBooksより絶賛復刊中である。

The Eighth Tower: On Ultraterrestrials and the Superspectrum

The Eighth Tower: On Ultraterrestrials and the Superspectrum