『影のジャック』

 じゃあせっかくだからこないだ神保町で買ってきた本を紹介するお!
 『影のジャック』 ロジャー・ゼラズニイ 荒俣宏訳 サンリオSF文庫


昔、社会思想社から出版されていた文庫版TRPG『T&T』の拡張ルールブックに『モンスター!モンスター!』という本があった。
 内容は、いつもは倒すべき敵のはずの怪物としてT&Tをプレイするというものだったのだが、そのモンスター種族の中に「影のジャック」というものがあった。
 今にして思えば、ゼラズニイ作品へのオマージュだったんだなぁ…(以上前口上)


 はるかな未来、自転の静止した地球は科学の進歩した昼の世界「陽光界」と魔術が力を持つ夜の世界「暗黒界」とに分かれていた。
 暗黒界を治める七人の王の1人、影の中に潜む能力を持った大盗賊「影のジャック」は王の一人・不死大佐から宝石「ヘルフレーム」を盗み出すよう依頼される。
 ヘルフレームと引き換えに不死大佐の娘・イヴネとの結婚を約束させたジャックだったが、王の1人・こうもり王の策略により捕らえられ処刑されてしまう。
 しかし暗黒界の人間は死んでも世界の果てにある「推屍穴」で生き返る。
 推屍穴で復活したジャックは自分を陥れた者たち全てへの復讐を誓うのだった…


 おっと、パッチ当てが終わったからちょっくらParagonCityへ行って来ます、続きはまた今度!