本当にあった怖い話

 こんばんは、怪談大好きっ子です。
 今日はオデの身に起こった恐怖体験を報告させてもらうお!
 さきほど風呂から出てきて、ふと携帯を見たらTelがあったらしく録音メモがオンになっている。
 こないだも書きましたが私は最近やっと携帯所持者になった非文明人でして、私の携帯の番号はごくごく一部の友人しか知らないはず。
 そしてそんな友人たちは私にコンタクトを取りたいときはメッセを使うのが効果的かつ確実だと知っているはず。
 しかも入浴中もPCは起動したままメッセを「退席中」にしてきたのでなにかあればそこにメッセージを送っているはず…
 そういぶかしみつつ携帯の画面を見ると知らない番号が。
 ついにZECTからマスクドライダーシステムの適格者としてのお誘いが?
 それともボウケンジャーになってプレシャスを探さないかっていうコンタクトかしら?(スコップを用意しなくちゃ!)
 そんなことが脳裏に思い浮かびつつも録音メモを再生してみると…


 「もしもし、○○です。」
 ちょっと酔っ払ったようなろれつの怪しい話し方の若い男の声が。
 その苗字とその声に該当する知り合いはいないと脳内データベースの検索結果が瞬時に出る。
 「会いたいなぁ いつも思ってるよおれ おやすみぃ」
 そう言って録音メモは終わった。
 番号間違い?
 以前の番号使用者と勘違いしてかけてきた?
 なんにしてもしらない男からおやすみコールもらってもうれしくもなんともないよ!
 ひょっとするとこのハンサム様へのストーカー?
 気をつけなくっちゃな!
 まったく、下手な超自然現象なんかより人間のほうがずっと怖いんだぜ?
 (室内の盗聴器を探しつつ終わるパラノイア風味)