積んでは崩し

 芦辺拓の『グラン・ギニョール城』(創元推理文庫)を読了。

 「ヨーロッパの古城で起きる連続殺人事件」が書かれた『グラン・ギニョール城』という推理小説と、その小説が掲載された雑誌を手に入れた素人探偵が巻き込まれる現代日本でのお話の二つが交互に語られていくメタフィクション風味の作品。
 芦辺氏の手がける名探偵・森江春策(本職は弁護士)シリーズの一編ということで、シリーズの他作品を読んでない私はちょっと不安だったのですが問題なく読めました。
 後半の展開がリアル「Clue」*1みたいで苦笑。


 週末はMMOに復帰するならDDOでSTKかカタコンツアーに挑戦。
 またはCoHでバッタ男のLv45↑Arcを進めて秋のAV祭りの準備。
 復帰しない場合は『タイタン・クエスト』の日本語マニュアルつき買って遊び倒すか、積んだ本を読んだり動画見たりしてボンクラ暮らしするか。
 ボドゲやるのもありだな。
 『ワンス・アポン・ナ・タイム』*2でもかまわないぜ、俺は。
(参考資料としてウラジミール・プロップの『魔法昔話の起源』を読み出しつ終わる)

*1:推理もののボードゲーム。 日本ではかつてエポック社から『名探偵』、TOMYから『クルー 華麗なる洋館殺人事件』として発売されていた。 また、同システムでのキャラクター商品として『名探偵コナン 消えた財宝の秘密』がパルボックスから発売されていたとの情報もある。 絶版久しいと思っていたところ、10月にトミーダイレクトより『クルード』『クルード ウッズボックスエディション』としてリリースされるとのことでよかったよかった。 

クルード (Cluedo) ボードゲーム

クルード (Cluedo) ボードゲーム

*2:各自に配られた「エンディングカード」目指して物語をでっち上げていく昔話ジェネレートカードゲーム。手札にあるさまざまなモティーフ(人物、物品、場所、出来事・・・など)を使って己の妄想を語っていく。5秒沈黙すると次のプレイヤーに語りの手番が移るとか、他に類を見ない異色のシステムで知られる。