読書

モンテベニキ事件、あるいはチェンニーナ事件の前日譚についての覚書

先日、米密林から“When Saucers came to Earth”(Maurizio Verga,2007)という本を購入しました。イタリアの著名な(オデはよく知りませんが)UFO研究家である著者が、空飛ぶ円盤の「黄金時代」(1912年から1954年の間)に起きたイタリア国内のUFO着陸事件を紹介・…

メモ

訳メモがワケワカメになっているので、あとで超訳した私家版まとめを書くことにします。

ラッセル・ホーバンと小田扉

ここ二ヶ月ほど、ラッセル・ホーバンの『ボアズ=ヤキンのライオン』という小説をゆるゆると読んでいる。 べつにそれほど長編ということもないのだが、いろんな本を並行して読んでいるうちについ放置しがちになってしまう。 それでも、独特の面白さがあるの…

ボンクラ読書録

アイスキャンディ、いけない坊や、回転ドリル、きのこ肉、巨大な侵略者、キングコブラ、獣の器官、毛の生えた拳銃、生命の根、怒り棒、若鮎、魔性の凶器…… これらはすべて、同じ「モノ」を指している呼称なのですが、なんのことかおわかりでしょうか。 ・・…

俺様専用しおりメモ

篤実な読書人の進捗確認コーナー。 今回から、絶版本には★マークをつけてみましたので参考にしてくださいハハハ。 ・読了 『ミャンマーの柳生一族』 (高野秀行 集英社文庫) 時代劇じゃないぜ。 ていうか旅行記なのだぜ。 ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫…

積んでは崩し

芦辺拓の『グラン・ギニョール城』(創元推理文庫)を読了。 「ヨーロッパの古城で起きる連続殺人事件」が書かれた『グラン・ギニョール城』という推理小説と、その小説が掲載された雑誌を手に入れた素人探偵が巻き込まれる現代日本でのお話の二つが交互に語…

過去を葬り今日を流れる

人呼んで葬流者(ソールジャー)こと刑波之進です、こんばんは(ケン月影作画調に)。 金(夏期休暇取得)→土・日の三連休を経て月出勤火夏期休暇水出勤、そんなお盆ライフでございました。 MMO断ちをして斎戒沐浴の日々、積んだ本を読んだり今更『ローゼン…

君の声は僕の恋僕の名は君の夜

真っ白い世界と真っ黒い闇で 僕はそういう事で頭いっぱいなんだ ―サンボマスター 『君の声は僕の恋僕の名は君の夜』 お盆もカレンダーどおりな業務形態の私ですが、金曜日は自主的夏期休暇をとりました。 といっても同人誌即売会に行くわけでなし、ゆるゆる…

夏休み課題図書

とりあえず積んであるものを列挙して己の背負う荷を確認する。イリアム (海外SFノヴェルズ)作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (90件) を見る…

ドーヴァー・デーモン考

自分でも発注していたのを忘れた頃に、密林から本が届いた。 『マッド・サイエンティストの夢 理性のきしみ』(デイヴィット・J・スカル 青土社)という、ホラー映画などに登場する「マッド・サイエンティスト」をとりあげて「一般大衆が科学をどのようなイ…

スーパームアコック大戦

この世の彼方の海―永遠の戦士エルリック〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: マイクル・ムアコック,井辻朱美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/05/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (57件) を見る 新版二巻目は旧ハヤカワ文庫版…

中学生にタイムトリップ

先日、神田にて大量の本を購入してきたわけですが、古書ばかりでなく新刊書も買ってきました。メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: マイクルムアコック,Michael Moorcock,井辻朱美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/03/0…

アンジェリーク青龍変

「もっと喰うか」 ルヴァが訊いた。 「喰う」 アンジェリークが言った。 「喰わせてくれ」 アンジェリークの言葉に、ルヴァは、その口から笑い声を漏らした。 く、 く、 く。 はじめは低く、そして、だんだんと高く。 く、 く、 く。 か、 か、 か、 か。 笑…

今日の読んでない本

CoH/CoVのプレイ時間を減らしてもっと他のことをしよう、と思いまして。 とりあえず積んである本を消化していきたいのですが、だいぶ前に購入して放置してある本とかなぜ買ったのか自分でもよくわからなくなっている。 未読の洋書でこんなの買っていました。…

ハローウィンター、グッドバイ

(素に戻って)何かと慌ただしい年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私はと申しますと、オフ会に参加するために東京へと行ってまいりました。 恒例の神田神保町古書店めぐりもしてきました。 結局、上記の「SF絶版古書をガラスケースに入れて高額で販…

伝道の古書に捧げる薔薇

ガラスケースの中に絶版もののゼラズニイやらディレイニーの本が鎮座し、8千円とか1万円とかの高値がついている古書店が神田神保町にあるという噂は前から知っていた。 金に糸目をつけなければそこで『エンパイア・スター』や『プリズマティカ』が買える… …

オークションハウスとプリンセス・ブライド

夏期休暇を消化するため休み。 朝から『オークションハウス』を読む。 オープニングから25巻まで読んだ。 久々に読み直して思ったのは「金太郎飴みたいなストーリーだな」ということ。 名画、陰謀、殺し屋、女、エレクチオン、リュウの超人的活躍、麻薬0…

今日も本を積む

以下の本を購入。 奇偶 (講談社ノベルス)作者: 山口雅也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/06メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (41件) を見る 発売当初からかなり世間の評価が高かったのでいつか読もうと思っていたら講談社ノベルス…

読書日記でお茶を濁す

映画になるってんで話題のこの本を買ってみたぜ。チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)作者: ロアルド・ダール,クェンティン・ブレイク,Roald Dahl,Quentin Blake,柳瀬尚紀出版社/メーカー: 評論社発売日: 2005/04/30メディア: 単行本購…

最近読んでる本

仕事帰りにコインランドリーで乾燥機使用中の時間を有効活用すべく読んでる本などを紹介してみる。 不知火・人魂・狐火 (中公文庫BIBLIO)作者: 神田左京出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/06メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件…