三年間待っておりました

神狩り 2 リッパー

神狩り 2 リッパー

 SF JAPAN誌Vol.4に冒頭200枚が掲載されたのが2002年の三月。
 それから三年。
 待った。
 待った。
 ただただ、待った。 
 ひたすらに、待った。
 『僧正の積木唄』*1が出ても、待った。 
 『天正マクベス 修道士シャグスペアの華麗なる冒険』*2が出ても、待った。
 『サイコトパス』*3や『イノセンス*4が出ても、待った。
 『ゴシック』の連載が開始され、そして終了しても、待った。
 この『神狩り2 リッパー』が刊行されるのを、待っていたのだ。
 ああ。
 ただひたすらに、この作品を待ち続けていたのである。
 デビュー作『神狩り』*5の続編が、三十年の時を経てついに世に出たのだ。
 ああ。
 なんと壮大で、なんとカッコいい物語であろうか。
 読むぞ。
 この三連休、あれもしよう、これもしようなどと思っていたことの幾つかをキャンセルしてでも、読むぞ。
 山田正紀ファンとして、SF読みとして、読まないわけにはいかないのだぜ。
 
 以上、『神狩り2』が出た喜びをどことなく夢枕獏文体で書き記してみた。
 じゃ、そういうことで(『神狩り2』を抱えてにこやかに去る)。

*1:

*2:

*3:

サイコトパス

サイコトパス

*4:

イノセンス After the Long Goodbye

イノセンス After the Long Goodbye

*5:

神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88))

神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88))