2ちゃんねるオカルト板「ハードなUFO議論モトム」スレ発掘シリーズ



 今回は2月22日分の日記の続き、「★ ハードなUFO議論モトム 2 ★」スレの235レス目以下をお届けします。
 方針としては
コテハン「エンジェル・パス」さんの発言を抽出(レス番、名前欄を赤く表示)
・「エンジェル・パス」さんがレスしている書き込みも、併せて抽出
となっております。



「★ ハードなUFO議論モトム 2 ★」 http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1020937988/




234 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:02/05/21(火) 22:12
>>189
何百とある「目撃された宇宙人」の中からどうしてグレイ型だけが「宇宙人のかたちである」という共通認識に至ったのか
その辺調べるだけでも面白いとおもうけどね
心理学の論文一本書けるんじゃない


235 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/21(火) 23:31
あんまりはまらないようにしようと思いつつも、また来てしまう...
匿名なんで気楽に書けるというところがありますねえ。


それはそうと、開洋丸のデータ発掘しました。
ですが、当時のノートに部隊名などは明かさないことという注意書きを自分でしてました。
うーむ、なるべく変なことはしたくないんで...
ですんで、機種とヒントだけで勘弁してください。
U.S.NAVYのグラマンE−2ホークアイを使っていた部隊。
そして、たまにUSAFのボーイングE−3セントリーと共同演習を行う部隊、とだけ。
わかる人にはわかると思いますんで...すみません。


あと、アブロ・カーの話題が出てましたね。
これを知ってるとは結構通なのかなと思いましたが、テレビで紹介されたんですね、なるほど。
アブロ社のアブロカーVZ−9Vは1機だけ製作された正真正銘の円盤機です。
ご多分にもれず、元ナチスの科学者が設計に関与していますが、これは、アメリカ国防総省のウエポンシステムWS−606Aとして製作が開始されたものです。
ですが、これはコンチネンタルJ69ターボジェット3機によるファンによる浮上推進システム。
つまりは、構造上ホバークラフトの原型ともいえるもので、とてもいわゆる「UFO」の推進システムなんかじゃないんです。
結局、目標の対戦車砲を積むことなど及びもつかず、中止されてしまいました。


236 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/21(火) 23:32
もっとも、これに触れたら当時のアメリカ軍の「空飛ぶジープ構想」に触れないわけにはいかないでしょう。
もともと、米軍は、空飛ぶジープといった構想を持ってました。
そこで1958年度から、パイセアキ(VZ−8)、クライスラー(VZ−6)、カーチスライト(2500)に試作を命じていたのです。
まあ、これが、大友克洋「AKIRA」にでてくる空中浮遊兵器そっくり(ほんとは逆でしょうけど)のものから、円盤状のものまであるんです。
アブロ社への注文は、それの第2世代、といったものなんです。
ただ、どれもヘリコプターやオートジャイロ機構のもの。
素直に技術開発という歴史の中で理解できるんです。
興味を持たれた方は、調べてみたらどうでしょうか。航空史の中では、結構有名です。


また米軍が出てきたら、対抗勢力としてのロシアは見逃せません。
フィリモノフ製作の、ホバークラフト・プロペラ併用の円盤機。
EKIP社の液化天然ガス使用円盤機。
これらも必見ですよ。ビリーバーの方なら、これぞUFOの未来技術採用機だ、と叫ぶかもしれませんね。
また、UFOそのものに見えるものなら、最近の無人偵察機を置いては語れません。
カナディア社のCL−227センチネル、ウエストランド社のウィスプ、エビエーション社のスプリット。
これらは、画像を見る機会があれば必見です。
外形は、これぞUFO,これぞ空飛ぶ円盤という形をしているんですね。
日本で見る機会はなかなかないでしょうけれど...


237 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/21(火) 23:39
>>234
その種類の論文は、アメリカでは相当多く発表されてますよ。
共通認識を欲しがっていたところに、映画「未知との遭遇」で与えられたイメージがきっちりとはまった。
しかもそのイメージは、「胎児」のイメージであって、心理的に受け入れやすいものだった。
というのが定番ですけれど...


しかし、宇宙人のイメージで、グレイを思い浮かべるのは、アメリカとその影響下だけなんですね。
ロシアでは巨人、東南アジア・アフリカでは妖精。
中国では、普通の人間と変わらず...
ですから、アメリカの原初的影響をみるうえでも使えそうです。


また、スレッドの初期で言っていた東野圭吾さんの小説。
「怪笑小説」中の「超たぬき理論」がそのものでしたので、一読すると笑えると思います。


238 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/21(火) 23:46
あと、人間は自分の知っていること以上に創造するのは難しいといいます。
それからすると、グレイを知っているもの=胎児として創造したのは普通なのかもしれません。


実は、アダムスキーは、妻がいながら思春期の白人の男の子を好みました。
(いわゆるバイ)
そのため、アダムスキーが描いた宇宙人は、みんな白人の眉目秀麗な若人だった、という論文もあります。
ここまでやる欧米の研究家の執念というのは恐ろしいですね。


※この後、エンパス氏が調査した事例(2月22日の当日記にて紹介した部分の、207−212レスを参照)についてスレ住人による考察が行われた。


414 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/23(木) 12:28
うわ、ずいぶん盛り上がりましたねえ(^^;
紹介した事例についても、やはり電飾付きリモコン気球・リモコンヘリとか、私たちが検討した説もでてますね。
私たちは、これは物体の大きさとスピード、そして想定される航続距離等の細かな計算の結果、まず完全に不可能だろうと結論しました。
また、無人偵察機説も、近場にどこの基地も無い上、大きさが全く違うということから除外してます。
自衛隊在日米軍のRPVの保有については、のちほど)
ただ、村おこし説は正直あんまり考えませんでした(^^;
確かに、アメリカじゃ嘘クラブが作った有名な幽霊飛行船事件とかもありますからね...
ただ、関係者が誰も公にしたがらず、噂が広まるのさえも嫌がっていたので、その線は切ってしまったんです。
もう少し突っ込んでおけばよかったかな。


さて、自衛隊無人偵察機ですが、自衛隊はUFOと見間違うようなRPVは保有していません。
これは、自衛隊の装備は全て税金で買うものですから、必ず公開されてるんです。
装備表や年鑑・白書、もっと突っ込みたければ数次防などの計画や予算書を照査すればわかります。
(話は異なりますが、こういうで大きな話題となったのがありますね。
南極調査隊が、ダッチワイフを持っていった(南極2号の語源)ことは、この手の調査からわかったんです(^^;
文部省の財産目録に「温水循環式等身大人体模型」というのがあって、こりゃなんだ、と(笑))
また、在日米軍が持っている可能性はありますが、これを自衛隊に貸し出すことはまずないです。
情報関係の指揮系統の調整をとることになりますんで、公表せずにやったら今の日本じゃ大問題になります。


ですが、物事には何事も語れざるものがある。
自衛隊が、秘密裏に持っている可能性...も捨てきれないんです。
例えば、北部方面隊には、東千歳通信隊という部隊があります。
名称だけならなんともないんですが、この部隊は、一般の自衛隊員からは完全隔離されてます。
何をやっているのかは、自衛隊の上層部でも限られた人しか知りません。
(もちろん私にもわかりません。ですが、大韓航空機撃墜時のソビエト戦闘機の通信をリアルタイムで傍受・分析していたのはこの部隊です)
そして、この部隊の装備は、機密とされているのです。
中には、機密費で買った公表されていない機材も相当数あるとの確度の高い話もあります。
だから、ひょっとして...というのはありうるんですね。
この辺は興味ある方が調べられたら面白いと思います。
ただし、何の結果も得られなくとも仕方ない、それが当然だと思ってくだされば...


>>412
事例1については、お話からだけではなんとも言えませんが、やはり飛行機雲の印象が強いです。
ただ、これには情報が少なすぎるので、はっきりとは分かりません。
もっとも夕日を浴びての飛行機雲は、よく誤認されやすいです。
事例2については、正直場所などの情報がないので、何かはわかりません。
ただ、お話の内容だけでは、NAPICさんが調査された北海道美瑛町の事件に似ているかな、との印象はありますが。
やはりちょっと、データが少なすぎるんで、お話からは断定はできません...すみません。


415 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/23(木) 12:37
甲府事件の宇宙人そっくりのソフビ人形てなに?遅レスすぎるが


418 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:02/05/23(木) 14:46
>>415
ブルマアク社製でそっくりなのがあったと聞いている。


419 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:02/05/23(木) 18:03
エンジェル・パス氏に忠告というかアドバイスしておくわ。
知っててやってるんなら何も言わないけどね。
UFOの研究くらいなら害はないけど、東○歳に触れるのはまずいよ。
東千歳のこと探ろうとするとそれだけで営倉候補。
外部者なら公安に通報だって。
だから、こんなとこに書くのはやめときなよ。


423 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・
投稿日:02/05/23(木) 19:42
>>414
1968年 中国 江蘇省 UFO墜落事件
詳細キボンヌ


441 名前:UFO目撃者(仮) [sage] 投稿日:02/05/23(木) 23:50
>>440
そうですね。質問されれば、こちらが出せる情報はできる限り
出していきたいと思います。


UFOを見たけれど、人に信じてもらえないというのは、結構
嫌なものでしたが、エンジェル・パスさんのような理解者がいらっ
しゃるのは本当に心強いものがあります。
この板に来てよかったと感謝しています。


442 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/24(金) 00:15
>>441
なんだかそういってもらえると、こそばゆいです。
でも、ちゃんとした科学者なら、「何かあるかもなあ」と思ってる人は多いですよ。
ただ、表向きちょっとでも理解示すとビリーバーさんがやってきてしまうんで...
そんなわけで、否定の態度とる人多いです。
>>423
すみません、その事件は詳細知らないんです...
>>419
冷戦の時代ならいざ知らず、今じゃ東千歳通信隊くらいでは何も起きませんて。
「兵士に聞け」などの良質のドキュメントでも取り上げられてますし。
奥尻島沖地震のときは、分遣隊の存在が小さく新聞に載ったくらいですしね(^^;
>>418
知ってる方がいらっしゃったんですね。さすがレベル高い。
これは文献にはあまり載ってませんが、ニフティ―サーブのFSF3の特設会議室で検証されてました。
もう閉鎖されましたが、ここにはと学会の山本会長なんかも来てました。
ただ、彼は事実を持って検証する分には抜群に強いんですが、いかんせんちゃんとしたアカデミックな教育を受けていないせいか、方法論が強引すぎて思い込みが強く...
法律関係では、自身がトンデモなこと言ってたり...
事実の調査についてはすごいんですが、その後の理論付けが、ってスレ違い。


さて、このスレではかなりご愛顧いただいたようなんですが、明日から出張続きになるんで、しばらくデータ含みなどで書けなくなります。
また、復活したらよろしくお願いします。
明日からは、私のもう一つの趣味三昧。これを仕事でできるなんて果報者です。
(もっともこの仕事が終われば転職したいんですけどねー。)
W杯の取材ですよ!!
しかも札幌では、例の試合を生観戦!!
今からうきうきしてますです。
もっとも、出先からちょこちょこ覗くくらいは出来そうですから、その節はお相手してやってくださいね。
ではまた。


447 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/24(金) 00:52
>>6
>・ベルギー事件
>ブリュッセルに本籍があるモーター付き飛行船のいたずらっす(裏取れてるっす)。
>ちなみに、この騒ぎに乗じて、EU各国空軍がECMやら無人偵察機などの実験をさんざんやったっす。
>この騒ぎを起こした飛行船の持ち主は、100万USドルでベルギー空軍にUFO事件の回答を売るとおどしをかけましたっす。

ベルギー空軍の公式発表によると、F-16戦闘機がスクランブル発進したけども、
その飛行物体は驚異的な運動性能を持っていて、全く近づけなかったようだよ。
F-16戦闘機のレーダーが記録したデータでは、その飛行物体は、
数秒のうちに時速280kmから時速1800kmくらいまで加速したらしい。
約8Gほどの驚異的な加速度だよ。
そんなとんでもない加速度で戦闘機を振り切る事ができる飛行船は無いでしょ。


449 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/24(金) 01:02
あれ、落ちる前に来て見たら、もうレスが付いてますねえ。


>>447
その発表は、1990年7月11日のビルフリート・デ・ブラウアー中佐の記者会見ですね。
ですが、その発表は後に訂正されてます。
・2機発進したF16のパイロットは、いずれも物体を目視できなかった。
・従ってこれは、レーダー上だけの異常であるが、
・軍による詳細なレーダーテープの分析によれば、
・未確認物体のロックオン13回のうち3回は誤って他のF16をロックオンしたものであって、
・残りのロックオンおよび異常な機動は、
・レーダー波の屈折で生じた「グラウンド・クラッター」であって、
・何も異常なことはなかった。
と訂正されてますです。
日本の文献では、「UFOと宇宙 全ドキュメント」を除いて、訂正については触れられていないのが大半です。
この辺、やっぱり注意が必要なところでしょう。


451 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/24(金) 01:09
つまり、これは飛行船が偽装したUFOでさえない。
ブリュッセルの憲兵が星を誤認したのを、当時のUFO熱で安易にスクランブルを命じたのが問題だったんですね。


ちなみに、このために後にベルギー空軍は非常な批判にさらされてます。
「そんないい加減なレーダーを採用したのか」ということですな。
ですが、瓢箪から駒、だったら...ということで、ルックダウン性能が格段に上がった新式レーダーが導入されてます。
政治家ってのは、ただでは転びませんねえ。


461 名前: 投稿日:02/05/24(金) 01:31
>>449
ベルギーの件、いくつかの写真が地上から撮影されていますがあれは捏造?
そのグランドクラッターなる現象に乗じて、捏造写真をでっちあげたってこと
なんでしょうか?ベルギー事件は信憑性性高いと思ってたので、知っときたい
です。まあ、あの翻訳がO教授と言うのがもともと嫌だったんですけど。


464 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/24(金) 01:43
>>461
ベルギー事件は、2つの側面に分かれます。
一つは、地上からの非常に多い目撃者の話。
その殆どがゆっくりとした速度で、三角形の形で、各端に光点があったというもの。
これは写真やビデオが残ってて、一部捏造のものがありますが、大体は本物だと認められています。
ただし、実際に空を飛んでいる飛行船を写したという意味での本物です。
あとは、軍の飛行機がレーダーで見たというやつ。
これは、目撃事例とは別に凄い速さで信じられない機動というもの。
で、これはレーダーのミスと、各国のECM実験ということです。
レーダービデオに写った三角形状の光点は、それこそがグラウンド・クラッターというやつです。
日本での紹介は相当に編集されているんで、気をつけないとだめですね。
連続写真が初出した「パリ・マッチ」誌に比べると、日本のは凄く扇動的な報道になってます。


ベルギーの事例が非常に弱いのは、地上からの目撃と、軍のレーダー探査が一致したことは一度もないってことなんです。
だから、各個に分けて検証すると、どう考えればいいのかがわかってくると思います。


あああ、ほんとにもう寝なきゃ。


465 名前:エンジェル・パス[sage] 投稿日:02/05/24(金) 01:48
えと、お休みなさいの前に、
ベルギー事件は前述した、
「UFOと宇宙人 全ドキュメント」ユニバース出版社にとてもわかりやすくまとめられています。
これはまだ買えるはずなので、読んでみたらどうでしょうか。
ビム・バン・ユトレヒトというベルギー人の研究家の分析が秀逸です。


では、ほんとにお休みなさい。


 以上、465レス目までのエンパス氏の発言(のうち、円盤ネタ的に意味のあるもの)を抽出してみました。
 個人的に注目したいのは442レス目の発言の中で、


>これは文献にはあまり載ってませんが、ニフティ―サーブのFSF3の特設会議室で検証されてました。


と言っている事。エンパスさんは「パソコン通信」の時代から円盤ネタを追いかけてた人のようですね。
 次回はこの後の部分で、マイヤーについての話や甲府事件についての話が出てきます。